2018.06.23更新

インプラント治療のオールオン4について

全ての歯を失った場合、あるいはほとんどの歯を失った場合には噛み合わせを回復するために総入れ歯などが行われていました。
この方法では噛むときに違和感があるなどのデメリットがありました。
総入れ歯に代わる新しい方法としてオールオン4があります。
これはインプラントのひとつで画期的な治療方法であると言えます。

インプラントは歯を失った部位の顎の骨に人工の歯根を埋め込んで固定させ、そこに人工の歯を取り付ける治療です。
多くの歯を失った状態でもこの治療を行うことができますが、一本ずつ治療することから身体的な負担も大きくなりますし費用も高額となります。
そのような問題点を改善した方法がオールオン4です。

オールオン4は片顎あたり最低4本のインプラントを埋め込むことで片顎あたりの歯全体を支える治療です。
つまり、口全体として8本のインプラントを埋め込むことで歯全体を支えることができる治療です。
最低限必要な本数のみの治療となるので効率的です。
従来のインプラントにおいては埋め込む部位の顎の骨の強度が十分でないと判断された場合には強度を高める治療を行う必要がありました。
しかしながらオールオン4においては顎の骨の強度が十分な部位に埋め込むことから強度を高める治療が基本的に不要です。

オールオン4において大事なことはインプラントを埋め込む部位の決定です。
片顎あたり4本で支えるので、それらにどのように力が加わるかをシミュレーションすることで埋め込む部位を決めます。
その際には患者がどのように噛むかというデータも必要なので顎の筋肉の状態なども確認した上でシミュレーションを行います。
効率的に、そして正確にシミュレーションするためにコンピュータが用いられます。

シミュレーション結果に基づいてインプラントを埋め込む手術を行います。
一般的なインプラント治療においては埋め込んでから一定期間はそのままの状態にしておかなければなりませんが、オールオン4については即日仮歯を取り付けることができます。
つまり、手術したその日から軽めの食事を摂ることが可能となります。
患者に対する負担も軽減されます。

仮歯を取り付けた状態で一定期間安静にしたのち、顎の骨との結合が確認できれば人工の歯を取り付けます。
他のインプラント治療と同様に治療を終えてからも毎日の歯磨きなどが重要ですし、定期的にメンテナンスを受けることで安全に長い期間使用することができます。